2002年10月 「 天から ・・・」 21.



 今回の台風は ちょっとすごい 横なぐりの雨と 荒れ狂う風に

「 小屋ごと 吹き飛ばされるんじゃないか ?」 一晩中 まんじり ともできなかった

翌日 杉の木の幹が 裂けて 今にも 屋根を 直撃しそうになっていたし
  
ヨウモウの 太い枝が 折れて 道を 塞いでしまっていた
 
お母さんは 「 いっつも 大変な時に お父さんは いないんだから ー 」

ボヤキながら ノコギリ なんかも 使って 何とか 車が通れるようにした

私 へん子ちゃんも 一応 家族の一員として あっち こっち 見回りを 手伝った

アレッ !  何 ?  エッ !???  ウッ  ナッ ナンナノ !!!
 
夢 !!! ?  幻 ー ー ー ? 

まぶた が びくっり するほど パチ パチ パチ パチ してみた
 
目を こすろう としたが 手が 届かなかったので 足で 間に合わせた
 
頭も 振ってみた あんまり 勢いよく 振りすぎて ヨロケてしまった
     
目が回って もう少しで 尻餅を つくところだったヮ
  
目玉が 落っこちそうになって やっと 我に返り 「 クククッ 」 と 呼びかけた

何しろ 私と 同じような姿 の 鳥 に 出会ったのは 自立をめざして から
 
初めての事 だったから や た ら と 懐かしい
  
「 クククッ 」  「 クククッ 」 と 話しかけ な が ら
 
その子 の あとを くっついて 歩いた

陶房の横を 通った時 お母さんが 飛び出してきた

「 ギャ ー へんちゃん !」 「 アレ ー ー !!!」 「 エ ーッ ???」

説明してる ヒマは なかったので

一応 「 クウ ー 」 「 ククゥ ー 」 と 声だけは かけておいて
 
相変わらず トッ トッ トッ トッ と やみくもに 歩き回ってる 
 
その子の あとを ず ー ー ー と 追い かけてたのに ・ ・ ・

少し暗くなりかけたら 私に 何の 相談もしないで さっさ と 椿の枝に 飛び乗ってしまった

しようがないので 私も 同じ枝に 飛び上がろうとしたけど
 
ア ー 何てことなの ! いくら 踏ん張って 飛んでみても 

一番下の 枝にだって か す り も し な ー ー い !
 
「 私 本当に 洋梨の枝で 寝てた ? 」 って 我ながら 呆れちゃった


思わず 自分で 自分を 疑ってしまった ヮ

「 朝になったら いないかも 知れない ? 」 と 思うと


私 へん子ちゃん は おちおち 眠ってなんか いられなかった のに ・ ・ ・

お母さんは 「 女の子だったら いいな ー 」

「 卵 生むかな ? 」 なんて 幸せな眠りに ついたんだって 

ホント お母さんには 負けちゃう





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