2005年 4月 「 大変 だぁ!」 82.



ピーポー  ピーホー また 走ってる
  
ピーポー  ピーポー 夜も 昼も よく 走るよ な ー
 
この頃は ちょっとした事でも 救急車を 呼ぶ人が いるらしい から な ー 

ボク たい君 は ラジオのニュースを ぼんやり 思い出していた ・ ・ ・

エ ー なんだ ー !  ボクんちの 庭に 入って来たよ ? ? ?

ダァ ダァ ダッ 知らない人達が いきなり 家の中に 入ってきた もんだから

カガミの前にいた ボク は ビックリ ! 慌てて 庭へ 飛び出していった

物陰に 隠れながら 様子を 窺っていたら

ナント ! お父さんが 担架に 乗せられて 家の中から 運ばれてきた

あお ー い 顔して 目つぶって 担架に くくりつけ られてるよ

「 大変 だ ー ! 」

お母さんの様子も いつもと まるっきり 違ってるし ・ ・ ・

救急隊の おじさん達 ( お兄さん だったかも 知れないんだけど ) が 恐くて 

お父さんの 側に 駆け寄れないから 首 伸ばして 気を もんでたら

ピーポー  ピーポー 救急車は お父さん 乗せて ピーポー  ピーポー

お母さんも ボクの事なんか 忘れたみたいに バタ バタ ついてっちゃった

一人 (?) 残された ボク は  もう  パニック !

お父さんの部屋 トイレ お母さんの寝室 台所 や テーブルの下

家の隅々まで 首を突っ込んで 駆けずり 回った ・ ・ ・ 

誰も 居るはずが 無い のは 分かってる ように 思うんだ け ど 

じっと してられなかったんだもん

そして ・ ・ ・ ボクは 天井に 一番近い所に 潜り込んで 小さくなった

首 縮めて ・ ・ ・  ちょっと 震えてた ・ ・ ・

病院で 手当を受けて お父さんが 少し落ち着いてから 

ボクの事が 心配になった お母さんは 様子を見に 帰ってきた

「 お父さんは 大丈夫だからね 」 ボク を 抱いて 「 お留守番 しててね 」

入院の準備をして また すぐ 病院へ 行ってしまった

ボクも お母さんも すご ー く 心配したけど 次の日の 昼頃

少し青い顔の お父さんが 病院から 帰ってきた 

2 〜 3日 したら お父さんは どん どん 元気に なって ・ ・ ・ 

ボク たい君 は ホント 嬉しい 

「 自分を 鍛えるのも ほど ほど に しなさい ! 」 って お母さんに 叱られてたよ

もう 年だから 色々 気を付けないと いけない らしい


ボクの寿命が 少し縮まった か も 知れない



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