2004年 2月 「 食欲が??? 」 53.



私 へん子ちゃんは どうしたことか 玉子を生んでいる

以前のように 姿の良い 殻も硬くて ツル ツル した ・ ・ ・ とはいかなくて

いびつで ザラ ザタ してて 小さいんだけれど ・ ・ ・

お父さんも お母さんも すごく喜んでくれる と 思ってた の に

どうも そんな風でもない 玉子を手にとって 困ったような つらいような顔 してる
 
私は 自分でも びっくりするくらい お腹が空く

たい君 が 口にくわえているのまで 横取りして食べても まだ 食べたい

お父さんが 薪やら 木を 切っていたら 側に つきっきりで 虫をさがす ・ ・ ・

 
古い木や 倒れている木には 結構 細かな虫がいる

クワを持った お父さんを 見かけたら 即 追い掛けなくっちゃ ー

最近 身体が ポッチャリ してきたから なかなか 走りづらいんだけど 

時々は 水平飛行も 入れたりしながら 遅れないように 

か け あ し ー  「 お父 さ ー ん 待って ー 」

たい君は どんな時でも 決して慌てない 姿勢を正したまま ツ ツ ツ ツー と 付いてくる

たい君は 脚が異常に強いらしく 私 へん子ちゃん みたいに 首を前に伸ばして

羽根も 尻尾も ぜ ー んぶ使って 必死で 走らなくっても

頭を上げ 胸も張って 垂直のまま スマシタ顔で 走れるんだ

この奇妙な 三人( ? ) の 行列を 見かけると
 
お母さんは お父さんをからかう 絶好の チャンス

「 お父さん 幸せだね ー へんちゃん たいちゃん に 慕われて ー 」

いくら笑われたって お父さんは まんざらでもなさそう 二人( ? ) を 従えて

「 そんな必要が あるのか ? 」 と 疑ってしまうほど あっち こっち 移動しながら 働く

畑を耕しながら 「 へん子の好きな 幼虫がいなくて ホント 困る 」 と こぼしてる

私が つい ガァー ガァー 大声で せっつくから お父さんは 弱ってるんだ

この頃は ミミズなんて出てきても あんまり 食べる気がしない ・ ・ ・

たい君は 私 へん子ちゃん のために せっせと 虫を探してくれるけど 自分は 殆ど食べない 

当然のことながら 夕食は たい君にとって すごー く 大切

なのに ・ ・ ・ お母さんは 時々 私達の夕食を ケロッ と忘れる
 
そうなると たい君は お腹が ペッコ ペコ のまんま 一晩すごすことになる

それでも ・ ・ ・ 夜が明ける ずーと 前から 力の限り 叫ぶ 「 オッカサン ヨー 」

決して 手抜きはしない 私 へん子ちゃん の たい君 なのだ




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