2006年12月「お互いに」121.



ボク たい君が 「オッカサンヨー」って 叫ぶ回数が 減ったんじゃ〜ないか?

お母さんは 心配してる

朝も暗いうちから、、、命の限り、、、オッカサンヨー

昼間は 高い所に飛び乗って 自分の声に酔いながら オッカサンヨー

そんなボクの姿に「なんて カッコいいんでしょ!」

どこまでも響きそうな 艶のある ボクの声にも 聞き惚れてたから、、、

「たい君も 年とってきたのかな〜?」

「朝も ちょっとしか鳴かないし 昼間は 殆ど鳴かないヨ」

お父さんに話したら 「冬だからじゃ〜ないの」 軽い答えが 返ってきた

気持ち良く寝ころんでる ふーちゃんの側でも ボクは いっつも見張り役

背筋シャンと伸ばし 尻尾ピンと立てて 辺りを、、、

だのに・・・

このところ 虫追いかけたり 葉っぱつまんだりしてる ふーちゃんの側で

ボクが 寝そべったり ウトウトしてる って 母さんは言うんだ

「そりゃー たい君だって 年とるよね〜」

「我が家に 台風とともにやって来たのは 4年前、、、!」

「たい君は いったい 今 何歳くらいなんだろう?」

母さんも 父さんも 少し 浮かない顔付きになった

ボロボロだった ふーちゃんも 新しい羽根が生え揃い 茶色が濃くなった

元々短い尻尾も それなりに整って 

得意げに ピッ!ピッ! 左右に振るのが とっても かわゆい

ふーちゃんは タマゴを生まなくなってから この家に来たのに

ボク たい君と のんきに生活をしていたら また タマゴを生むようになったんだ

「また そろそろ タマゴ生むかな?」って 思ってるのに

そんな気配は まるでない

そこで ボクが巣箱に入って 「コココッコ!」 ふーちゃんを呼んでたら

「アレー たいちゃん 何してるの???」 お母さんだ

「ふーちゃん お父さん 早く来てごらん たいちゃんが大変だよ〜」

お父さんたら「たいちゃん タマゴ生むの?」 やだな〜 からかわれちゃった

「アレッ! たい君 何してるの?」 ふーちゃんまで 首伸ばして、、、

せっかく ボクたい君が ふーちゃんに 「タマゴを生みな!」って 教えてるのに

お父さんも お母さんも

「もう ふーちゃんは タマゴ生まなくって いいんだよ」 

「たい君と ふーちゃんには いつまで〜も元気でいて貰わないとね・・・」

お父さんもお母さんも すっかり 爺ちゃん婆ちゃんだ



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