2005年10月「 何故??? 」 94.



花ちゃんは 昨日 一日中 プ ー と ふくらんで 座り込んでた

こんな 花ちゃんは 珍しい ! というか 初めて じゃ 〜 ないかな 〜

「 食べ過ぎ ちゃったの ? 」 「 何か 悪い物でも 食べたのかな 〜 ? 」

ボク たい君 と お母さんは 心配だった けど

へん子ちゃんが 食べ過ぎたり 何か 変な物を食べた 後のことを 思い出した

「 青 〜 い 顔して プ ー って ふくらんで じ 〜 と してたな 〜 」
 
だから 「 一日くらい経てば きっと 元気な 花子ちゃんに 戻る だ ろ う ・ ・ ・ 」 

軽く 考えて 食欲も 全然ないみたい だったけど そっ と しておいた

ツツジの 下の 涼しいところに 座り込んだ 花ちゃんの 側で

ボクは ず 〜 っ と 猫を 警戒しながら 付き添ってたんだけど 

お母さんは 「 たいちゃん お花のこと お願いね 」 心配しながら 出かけて行った


用事を済ませて 大急ぎで 帰ってきた時 柔らかな 陽射しの中で 気持ちよさそうに
 
プ ー と ふくらんで ウト ウト してる 花ちゃんと 砂あびしてる ボクの 姿に

「 何て のどかで 幸せそうな 光景なんでしょう ・ ・ ・ ! 」

ほっと して 胸の中が 温か 〜 く なったんだって

花 〜 ? ボ〜ン た 〜 い ゴォ ! ボ 〜 どうしたの 花 ? ゴォ は 〜 い たいちゃん !

しばらく ボクと 花ちゃんと お母さんは なごやかな 親子の会話を 楽しんだ

その後 花ちゃんは りゅう兄ちゃんの 小屋に入って ・ ・ ・ 

やっぱり ふっくら プー って ふくらんで 目を 閉じていた

夕方になっても 花ちゃんは 出て来そうに なかったので お母さんは 抱き上げて

ケッ ケケケ! ケッ! ケェ! ボクが 待っている 陶房に 連れてきてくれた

「 花 頑張ってね 早く 元気に なるんだよ 」 

以前 くっきり オハゲ だった ! なんて 信じられないほど 綺麗になった 頭をなでたり

羽根が ふさ ふさ してきた 美しい首すじに 頬を すり寄せたり ・ ・ ・ 

しばらく そのまま 抱いていてから ・ ・ ・ そっと 寝床においた

夜中 何回も 様子を 見に来ては ○○○で 汚れた新聞紙を 取り替えた

次の日の未明 グウェ ー グウェ グェ ! 3回 短く叫んで ・ ・ ・

花子ちゃんは あの世に 旅立っていった

あんまり 突然で お母さんは 泣いても い な い ・ ・ ・

何が 起こったのか ? ? ?  理解出来ない みたいで 涙も 忘れてる

信じられない というより 信じたく なかったんだ と 思 う

お母さんは バスタオルに 花ちゃんを くるんで 抱きしめながら ボ − − −

「 花ちゃん 苦しかったのに 何にも してあげないで ごめんね 」

「 お花 たい君のこと ありがとう 」

「 花ちゃん 家の子に なってくれて ありがとう 」

お父さんが 「 さあ ゆっくり 眠らせてあげよう 」 花子ちゃんを 連れに 来るまで

とりとめもなく お花ちゃんに 話しかけたり つぶやき 続けてた 母さん

ボクは ・ ・ ・ 又 一人に なった ・ ・ ・





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