2005年 5月 「 名前は花子 」 84.



庭に そっと 立たせて もらった 女の子は キョトン!
  
自分に 何が 起こったのか わからない みたい

ボクの 第一印象は 「 ウワァ 〜 〜 〜 ! ボッロ ボロ だ ー 」 ・ ・ ・

「 か わ い そ う 〜 ! ! ! 」


ボクは 自分が 台風で 飛ばされてきた頃の事を 思い出しちゃった

「 天から ・・・」 21

尻尾も 羽根の先も 切ってあって  残りの羽根も ほんと ボロ ボロ

胸の毛なんて 殆どなくってて まるで裸だ 頭だって 禿げてる

ボク たい君は その姿を見て びっくりした 胸が キユ ー ン ! 痛くなった ・ ・ ・

「 この子を 大切に 守ってあげる ! 」 ボクは 強く 決心した

女の子は 歩くのも やっとこさ で フラ フラ よろけながら 一歩 一歩 

早速 ボクが 付き添って 一緒に 歩いてあげよう と 思ったのに

その子 は ボクのことを 恐がって 必死で 逃げだして

ストレチアの 株の根本 狭い 狭い 隙間に 頭から 、むっちゃくちゃ 突っ込んで しまった

動けなくなってしまった のを お母さんは 無理矢理 引っ張り出しながら

ボク たい君に 「 ゆっくり 慣れさせて あげようね 」


陶房に 連れて行き 木箱に ワラを 一杯入れて その中に 女の子を 置いた 

この箱は へん子ちゃんが 卵を産んでた箱だ

なか なか 座れなくって 側の壁に もたれるようにして 目を閉じてた

大きな小屋の中 狭いケージに 入れられた 生活 だったから

明るい 陽射し も ま ぶ し す ぎ る みたいで 

暗いところ 狭いところに 入り込んでは ぼ 〜 ん や り 立ってる

脚で 土を 引っ掻いて 虫を 探し出す なんて事も 知らないんだろう

爪は 長 ー く 伸びて 歩くのにも 邪魔になってる ヨ

日向ぼっこも 砂浴びも 教えて あげなくっちゃ ー  ・ ・ ・

へん子ちゃん は 可愛い声で クククッ ! ボク は 力強く グオッ ! 
 
この女の子 は 低 ー い声で ボ 〜 ン ボ 〜 ン って の ど か なのが 笑える 

今回は 名前を ちゃんと みんなで 話し合って 「 花子 」 と 決めた

〈 花子 ー 〉 とか 〈 花ちゃん 〉 〈 お花 ! 〉 とか 呼ぶこと にしたんだ

花子ちゃんの 顔色は 少しづつ ピンク色に なってきて 歩くのも 上手に なってきた

「 羽根が 生え揃えば 綺麗な 女の子になる 」 はずだ

ボク も お父さんも お母さんも 花ちゃんに 新しい羽根が 生えるのが スッゴク 楽しみ
 
自分で 食べ物を 探したり ボクの 見つけて あげた 虫を 食べたり

お母さん お父さんから 色んな物を 貰ったりすることも 少しづつ 覚えてきた

自分の名前が [ 花子 ] って いうのも もう 覚えたみたい

甘えた声で 【 ボ 〜 ン ! 】  返事してる ヨ





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