2003年 3月 「 もう 生むな 」 32.



お父さんは 「 へんちゃん もう 玉子 生むの やめたら ?」 って言う

私 へん子ちゃん が 静かに 瞑想していたり

玉子を 胸に 抱え込んで 満足そうにしているのを 見つけると

お母さんは 「 チャンス !」 とばかり 日頃の さわりたい病 を 満足させる

巣箱に 座っている 私の頭を なでたり さすったり

トサカ を ひっぱったり

あご(?) の ビラ ビラ を つまんだり 広げたり

クチバシ に 鼻を 押しつけたり ・ ・ ・


羽根の 間から 玉子を 覗いたり ・ ・ ・

私 へん子ちゃん が 我慢してる のをいいことに したい放題 そのあげく

「 へんちゃん もう 玉子 生むの よしな 」 耳元で ささやく

たい君も 「 クゥォッ !」


珍しく お母さんの意見に 大賛成の 意思表示をした 

卵を 毎日 毎日 生むのは 大変なことだから


最近 私の美貌に カゲリが でてきたんじゃーないか ? と

お父さんと お母さんと たい君 までが 心配して

ボロ ボロ ヨレ ヨレ へん子ちゃんになったら 悲しいから

「 玉子 生むの 止め ナ 」 て 言うんだ

いつまでも 真っ赤なトサカ  ピンクの肌 フサ フサ ツヤ ツヤ した 羽根の


へん子ちゃん で いて欲しい ! と 三人(?)で ない知恵を 絞ったみたい

別に お母さん お父さんに 言われたから という訳ではないけれど

この頃 時々 玉子を生むのを お休みする

カラッポの 巣箱を見て お母さんは 「 へーん 玉子は ー ?」

「 まだ 生んでないの ー ?」  「 早く 生まなくっちゃ ー 」


結構な大声で 催促してる かと思えば

「 いいんだよ ー 玉子なんか生まなくっても ー 」

「 へんちゃん が 元気でいれば それだけで 母さんは嬉しいんだから ー 」

な ー んて わざとらしく 付け加えたり も してる

こうなると 何処までが 本心なのか ・ ・ ・ 疑わしい ? ? ?

「 玉子を 生まなくなったら 捨てられるんじゃー ないか ? 」

自信は たっぷり あるつもり だったんだけど ・ ・ ・

何だか 心配に なってきちゃった ナ ー




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