2003年 7月 「 歓喜の歌 」 39.



お母さんは 八丈混声合唱団 の 熱烈な 団員

今年の10月に 八丈島の 「 ちょんこめ作業所 」 さん と

東京の 「 ゆきわりそう ( 私達は心で歌う目で歌う合唱団 )」 さん と 一緒に

ベートーベン作曲 交響曲第九番 第四楽章 を 歌うことになった

【 オー フロイデ 】 に始まって 【 フンケン ! 】 と終わるまで

なんと 約20分 という 信じられない 長さ

普通は 四つのパートに分かれて 歌うんだけど

今回は 第5パート というのがあって それを ドイツ語で 歌うらしい

お母さんは 外国語は まるで チンプン カンプン 

「 ニワトリ語だったら 得意なんだけど なー 」 って 嘆いてる

しょうがないから 第5パート の 指導テープ を聞いて 真似 することになった

そうなると 被害に遭うのは 私 へん子ちゃん と たい君 と お父さん

ヒマがあると テープをかける ヒマが無くても テープを流す

掃除をしながら 洗濯物を干しながら 食事の準備をしながら

私の日記の 代筆をしながら テレビをみながら

そして ・ ・ ・  陶房でも ・ ・ ・

これだけは 止めて欲しい と 抵抗したが
 
例の 「 口 と 耳 は ヒマ だから !」 の 一言で 片づけられちゃった

そこで お母さんが来たら
 私 へん子ちゃん と たい君 は さっさと 避難する

とんでもなく大声で テープをかけるから 遠くにいても 聞えてくる

音がはずれてて お経みたいだ と 思っていたら 

今度は 「 アルトのパートを 歌うことになった 」 と 更に 慌てだした

素人のお母さんは もう テープだけが頼りだから

聞き耳を立てながら 悲鳴 としか聞えない声で 叫び始めた

さすがのお父さんも 「 大丈夫 ? 」

「 ソプラノは もっと もっと 高いんだから ! 」 お母さんは 全くへこたれてない

高い声 と 悲鳴 とは 違う と 思うけど ナー ・ ・ ・

アルト用の 練習テープと一緒でも 歌えない お母さんの 実力に

こんな事で 本当に歌えるようになるのか ?

ちゃんとした アルトになっているのか ?

他に 「 ふるさと の メドレー 」 も 歌うらしいから
 
初めから 終わりまで ちゃんと舞台に立ってられるんだろうか ?

私 へん子ちゃんの 心配の種は つきない 

娘が こんなに 気に掛けてることを 知って か 知らず か

お母さんは 今日も 黄色い悲鳴 を 張り上げてる ョー



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