2005年 9月 「 イタ 」 と 「 お花 」 91.



花ちゃんは せっかく 新しい羽根が 生えてきてたのに 

夏が来たら 綺麗な羽根も ボロな羽根も どん どん 抜けていく ・ ・ ・

身体中が モゾ モゾ する ボク と 花ちゃんは 暇さえあれば ボリ ボリ ボリ ボリ

側で お母さんは 「 ニワトリ用の クシが あれば ネ 〜 〜 」 すっごく 残念そう

親切な お母さんでしょ ! って 自慢したいんだけど ・ ・ ・

本当のところは 〔 羽根を 梳かしてあげたい ! 〕 というのは 単に名目で
 
ボク たい君 や 花ちゃんを ベタ ベタ 触ったり 抱いたり したいだけ に決まってる サ

実は 困った事に お母さんは だいぶ前から 【 さわりたい病 】 が 再発

花ちゃんを 恐がらせたり びっくりさせたり しないよ 〜 に ! って

ず 〜 〜 と ガ マ ン してたんだけど ・ ・ ・ もう そろ そろ 限界みたい

思いっきり 触りたくって どうしょうもなくなった お母さんは つ い に 

卑怯な手を 思いついた ボク達が ウツラ ウツラ 始める頃を 見計らって

「 た 〜 い ちゃん 」 「 は 〜 な ちゃん 」 上機嫌で 陶房に入ってくる

ボク たい君 と 花ちゃんは 目もうつろ 睡眠モード だ か ら
 
動きが すご 〜 く 鈍くなってる お母さんは そこに 目を付けた

「 は 〜 な お母さんだよ 母さんだから 心配しなくて いいんだよ 〜 」

猫なで声 出しながら 触ったり 抱き上げたり 好き放題 だ

これを 繰り返してれば その内 お花も 慣れるんじゃ 〜 ないか ? って 考えたらしい

お父さんに 止しなさい ! って 叱られてるけど 効き目は 期待できない

ホント ヒドイ 母さん ! なんだ か ら ・ ・ ・

ちっちゃくって 尻尾に 傷のある イタチが 一年振りくらいに 帰って来た

「 夏の終わり 」 68. に 出てくるよ

尻尾の傷が はっきり 輪になって 残ってるから 確かに あ の イタチ だ


顔なじみの ボク たい君は ちょっと 懐かしい

相変わらず 小さいけれど 艶々した 綺麗な毛並みに なっていて 驚いちゃった

「 イター よく来たね 〜 パン 持ってくるから 待っててね 〜 」

お母さんが 台所から パンを持って 戻ってくるのを イタは ちゃんと 待ってたよ

パンを貰って ピョン ピョン 跳びながら 運んでいった

お母さんは イタが 帰ってきた ! ! !  大喜び なんだけど

花ちゃんは 自分のパンなのに な ぜ イタチが 運んでいく の か ? ? ?

「 許せな 〜 い ! 」 大きな声で グヲー ! グゥウェー ゴォー !

まだ 生え揃ってない 羽根を 思いっきり 脹らませて イタチを 脅かすし

イタチの為に お母さんが 手に持ってる パンだって 横取りして 食べちゃう

お花が イタをつっつく → イタが 花に食いつく → ボクが イタに飛び掛かる

お花 ・ イタ ・ ボク の 三つ巴 の 図 が 頭の中で グ〜ル グル グル


気が気じゃ〜ない 母さんなんだ け どぉ

今日も 「 イター 待っててね 〜 」 パンを取りに 走ってる

お母さんが 「 イター 」 って 呼んだら 飛び出してくるから 可愛いいらしい


お花ちゃんは プン ! プン !

ボク たい君は やれ やれ ・ ・ ・




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