2003年 4月 「 ヒイーヨ!」 34.



「 ヒイー ヨー 」 お母さんが 呼んでいる

ピイー  ピイ ピイ ピイー ひよどりは 実に けたたましい

お母さんは 近頃 頭のデッカイ ヒヨドリと 仲良く しだした

このヒヨドリは 頭の毛 ( 羽根か?) 全部が 逆立ってるように見える
 
半端ジャーない 頭の大きさは 他のヒヨドリの 2〜3倍 はある

お母さんは 私達に パンを食べさせる ついでに
 
端っこを契って 遠くへ ポーン と 投げる

飛んできた ヒヨドリは ヒラッ と パンをくわえて 木の枝へ

めったに パンを地面に落とさない ヒヨドリを 「 ヒイヨ 」 と 呼んで 特別扱い

その内に 「 ヒイヨー 」 って 呼んだら
 
何処からか飛んできて ポーチの 物干し竿の上に 留まるようになったし
 
パンをくわえても そのまま 竿の上で 食べるようになった

だんだん お母さんの 投げる技も ヒイヨの 受け取る技も 上達して

首を ヒョイ ヒョイ 伸すだけで パンを受け取れるように なってしまった

ヒイヨは お腹が一杯になれば パッ と 飛んで行ってしまうから

お母さんは パンを小さく契って 長く楽しむ工夫もした

その内 横着になってきた ヒイヨは 受け取る努力を しなくなった
 
首を伸して 口を開けるだけ ・ ・ ・ 外れたパンは そのまんま 捨てておく

お母さんは 「 ごめん 」 「 ごめん 」 と 言いながら 大慌てで 次のパンを投げる

別の ヒヨドリも来るが この頭のデッカイ ヒヨドリは
 
ライバルがいる間は お腹が一杯になっても 飛んで行かないで

邪魔をする 追い払う という 実に 悪い性格

ヒイヨは お腹がすく度に ピィ ー ピー 大声で催促しながら 飛んでくる

陶房の中まで けたたましく 入って来るのには
 
さすがの お母さんも驚きながら 「 よし よし 待ってなさい!」


そのたんびに 作業の 手を止めて パンを 取りに走ってる

そんな お母さんに 私 へん子ちゃんは 腹を立ててるが

ヒヨドリは ハトと違って 地面を ウロ ウロ しないから やっつけようがない

それどころか この頃は ヒイヨが面倒で 受け取らなかった パンを

私 へん子ちゃんが 拾って食べてる クヤシィ ー ー

こんな状態が ずー と 続くのかと 気に病んでいたのに

羽根の美しい 頭も普通サイズの ヒヨドリと 仲良くなったと思ったら

どっかへ飛んでっちゃった ・ ・ ・ や ー れ やれ

ピ ー ー  ピィー  ピー  ヒヨドリの 鋭い鳴き声がすると お母さんは
 
今でも 未練がましく 「 ヒイ ー ヨ ー 」 
 
 「 きっと 子供を連れて 見せに来る !」 と 信じてるんだ



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