2003年 2月 「 二人(?) そろえば 」 29.



お父さんも お母さんも 出かけるときは 必ず たいちゃんに

「 へんちゃん を お願いね ー 」 と 頼んでから 出て行く

のら猫は 相変わらず しょっちゅう ノゾキに やってくるが

私の側の たい君は 一瞬も 気を緩めたりしない

私 へん子ちゃんが 日向ぼっこをしながら ウト ウト している時も

砂を浴びながら 脚を上にして ころげまわっているときも

( こうしないと 頭や背中まで きれいにならないのョ )

虫を追いかけているときも 草や野菜を食べているときも ・ ・ ・

ネコが 姿を見せれば 「 ケ ー 」 「 キエ ー 」 けたたましく 知らせてくれる

お父さんも お母さんも 駆けつけてくれる

いつも お父さん お母さんの 力を借りるのも 気が引けるので

今日は 二人(?) で ゲキタイしよう ということになって

声は出さず 首を う ー ー ん と伸ばした 背伸びも しっかりして

こちらから ネコの方へ 一歩 一歩 ・ ・ ・  近づいて行った 

いつもは 私 へん子ちゃん の後ろについてくる たい君なのに


ツ ツ ツゥ  私の前を 歩いてる ・ ・ ・

私とたい君は ネコを にらみつけながら いつでも 飛びかかれる 準備をした

ネコとしては 尻尾まいて 逃げ出すのが 悔しかったらしく

二人(?) には 気が付かない 振りをしながら
 
ノ ソ ノ ソ 出来るだけ 庭の端の方を歩いて おり土手に 近づいた途端

ヒラッ! と 飛びあがって すごい勢いで走って行った

この様子の一部始終を 偶然 家の中から見ていた お母さんは

「 へん子ちゃん たい君 は すごいね ー 」 と 驚いた 

「 食いつかれたら 大変だから もう 掛かっていくのは 止めなさいね 」

そして 「 ギュッ 」 と 抱きしめられて ・ ・ ・ いつも通りだ

お父さんに この話をしながら

「 やっぱり ネコの方が 強いよね ー 」

「 もし へんちゃんが 食いつかれたら たいちゃんは すごい勢いで戦うよねー 」

「 ウン 死にものぐるいで 戦うだろうなー 」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「 ネコには 気をつけよう !」 と お父さん お母さん

私 と たい君 を 守る決意を 新たにした

チラッ と 私 へん子ちゃん と たい君 の いない生活を 想像したんだワネ





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