2005年 5月 「 何処かに? 」 83.



ボク たい君 が ずっと 家の中に いるもんだから

たださえ 掃除の 行き届かない部屋が もう 全く 収集が つかなくなってきた

何と 言っても ボク の 可愛い ○ ○ ○ ・ ・ ・

すぐ拾って 拭いても 床には 白い跡が 絶対 残るんだけど

時々は ○○○が 乾いて 粉末になって 舞い上がってる 時だって 有る

ボクは 庭 と 家の中 を 自由に 出たり 入ったり してる

家の中で 羽づくろいもする バサ バサー って 羽根を 震わす こともあるから
 
フケ(?)や 土や 砂や 細かなゴミも そこら辺に 遠慮なく 飛び散る

お母さんは 「 何だか 鶏小屋に 同居してるみたいな 気分になってきた ナ ー 」

笑ってるけど 深刻に 悩み出したのも 事実

初めの内は 「 カワイイ 女の子 見つけようね 」 冗談っぽく 言ってたんだけど

足音 立てて お父さん の 後を 付いて歩く姿を 見かねて

「 どっかに 女の子が いないかな ー 」

お母さんは やっと 本気で 女の子を 探すことになった

へん子ちゃんが 元気な頃は へん子ちゃんが 一番 ボクが 二番だった

へん子ちゃんが 亡くなってからも ごく最近まで

やっぱり いない へん子ちゃんが 一番で ボクが 二番 だったんだけど

やっと 心の底から ボクのことを 「 一番 可愛い!」 と 思えるようになったから

安心して ボクの為に 女の子を 探そう という気に なったんだと思う

知人に尋ねたり ・ ・ ・ ニワトリの 声が するところを 見に行ったり 

農協に行って 情報を もらったりもした

「 可愛い 女の子 見つけて あげるからね 」 ボクにも 約束したから

ボク たい君も どん どん その気になって 楽しみに 待っていた

電話帳を 開いて あちこち見ていた お母さんが 「 八丈にも 養鶏所が あるんだ ー 」

デンワして ボクのこと 話して 相談したが すぐには 返事が もらえなかった

なか なか 返事が 来なくて ・ ・ ・ 待ちきれなくなった ボクは

お母さんに くっついて 回って 服を つついたり 手を つっついたり

首を伸ばして 土と 遊んでる お母さんの目を ジ ー ト 見つめたり していたら
 
「 わかった わかった すぐ デンワしょうね 」

ドレッサーの 上に 置いてある 黒電話の ダイヤルを 回した

答えは 「 オー ケー ! 」

お父さんと お母さんは 大喜び ! 大急ぎ で車に乗って 迎えに 出かけた


中之郷から お母さんに ギユッ! と 抱かれて 車から 降りてきたのは

色の 白ーい トサカ の 大きな 女の子 だった




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